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生物を知れば、濤沸湖がもっとオモシロイ~昆虫類編

濤沸湖畔は、北海道の東北部に位置しており、夏は涼しく冬の寒さが厳しい地域ですが、自生植生地が比較的多く残されている事から、ヒメウスバシロチョウ、エゾシロチョウ、キタイトトンボ、ゴトウアカメイトトンボ、カラフトキリギリスなど、北海道が南限となっている昆虫をはじめ、多くの昆虫類が生息しています。

現在の北海道で見られる昆虫は、一般的に、北方系の昆虫と東北地方を経由して来た南方系の昆虫とが混じりあって形成されたものといわれています。濤沸湖畔や北浜地域では、樺太南部と共通する北方系の種類が多く見られます。

 

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この昆虫に注目!

 カラフトキリギリス バッタ目キリギリス科

カラフトキリギリス学名:Decticus verrucivorus 英名:Wartbiters 北海道レッドデータブック登録希少種

昭和55(1980)年9月3日、濤沸湖畔の小清水原生花園側で、網走市在住の山田訓二氏によって日本で初めて発見されました。

体長は40mmで、海岸地帯の草原に生息し、褐色型と緑色型ぼ2種類があります。鳴き声は「チャッ、チャッ、チャッ」と断続的で、キリギリスの鳴き声よりも、バッタの鳴き声に似ています。

ゴトウアカメイトトンボ

ゴトウアカメイトトンボ  トンボ目イトトンボ科

学名:Erythromma najas baicalense  英名:Gotouakameitotombo
環境省レッドデータブック登録準絶滅危惧種

昭和48(1973)年に日本(津別町・チミケップ湖)で初めて発見され、濤沸湖畔北側でも昭和59(1984)年6月30日に採集確認。抽水植物や沈水植物の多い池や沼を好み、国内では道東部~道北部に生息が限定される。体長は35mmでオスの目は赤いのが特徴、メスは黄色いのが特徴。

オニヤンマ

オニヤンマ  トンボ目オニヤンマ科

学名:Anotogaster sieboldii  英名:Golden-ringed dragonfly

日本最大のトンボ。成虫が見られるのは、水のきれいな小川の周辺や森林のはずれなど、日陰の多い涼しい場所。活動域は広く、平地の湿地から山間部の渓流まで見られる。

ハネナガキリギリス

ハネナガキリギリス  バッタ目キリギリス科

学名:Gampsocleis ussuriensis  英名:Hanenagakirigirisu

国内では、北海道にだけ生息。体長が約35mm。キリギリスより翅(はね)が腹部より長くて先が丸く、全体が緑色で黒や褐色の斑点がない。

ミズカマキリ

ミズカマキリ  カメムシ目タイコウチ科

学名:Ranatra chinensis  英名:Water stick-insect

体は灰褐色ないし淡い黄褐色。棒状で長い。体長は40~45mm。

クジャクチョウ

クジャクチョウ  チョウ目タテハチョウ科

学名:Inachis io geisha  英名:Peacock

名の通り翅の表側にクジャクの飾り羽のような大きな目玉模様(眼状紋)を持つ。体長は6~32mm。

ガムシ

ガムシ  コウチュウ目ガムシ科

学名:Hydrophilus acuminatus  英名:Gamushi

外観からゲンゴロウ類と混同されることが多い。系統的には遠く、エンマムシ類と近縁のグループ。

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