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本格的な鏡餅の飾り方:鏡餅について知らなければ損をします

季節の事

 

新年の準備アイテムとして無視できない存在が鏡餅です。

現代はプラスチック製の便利なものが大流行していますが、一度だけでも本物の鏡餅を飾ってみる気になりませんか?

飾る方法は地域によって差がありますが、ここでは一般的な鏡餅の正しい飾りつけ方を細かく説明します。

整然とした鏡餅の飾り方で、新しい年を気持ち良く迎えましょう。

鏡餅の正しい飾り付けとその手順について説明!

お正月の飾り物は新年を迎える準備の一環で、私たちの家を守ってくれる「年神様」を迎えるためのものです。

鏡餅は、年神様が新年の初めの日々(1月1日から7日まで)を過ごす場所として設けられています。

したがって、鏡餅には吉をもたらす食べ物などをふんだんに、そして美しく飾りつけます。

お正月に家に鏡餅を飾る意義について理解が深まったと思います。

それでは、鏡餅の具体的な飾り付け方について見ていきましょう!

鏡餅の飾り方

地域や家庭により鏡餅の飾り方は違うかもしれませんが、以下に一般的な手順を伝えます。

①まず最初に、三方(さんぽう)というそこに鏡餅を置く台を用意します。
②その上に、赤い線で四辺が区切られた和紙、または白い和紙を置く(この和紙は四方紅と言います)。
③次に、紙垂(しで)を三方から少し垂らす形で左右対称に配置します。紙垂は御幣とも呼ばれます。
④その後、葉の白い面を上にした裏白という葉を、三方から少し垂らすように左右均等に配置します。
⑤その上に、大きさが異なる二つの鏡餅を重ねます。
⑥最後に、一番上にダイダイ(橙)を乗せると、鏡餅の飾りは完成です。

さらに、昆布や干し柿、海老といった端起物を飾ることもよくあります。

しかし、地域や家庭により、上記とは異なる飾り方をすることもあるでしょう。

そういった時は、お母さんやお祖母さん、近所の方に自分たちの地域や家庭での鏡餅の飾り付け方について聞いてみるのも一つの方法です。

鏡餅を設置するベストな日付について

ちなみに、鏡餅を設置するには12月28日が最適とされています。

なぜなら、29日は困難を連想させる日とされ、31日は一晩中飾りつけるとされており、新年の飾りつけには忌避されているからです。

新年の鏡開きのタイミング

新年の伝統的な行事として、”松の内”が終わると鏡開きが行われます。

一般的には、関東地方では1月11日、関西地方では1月15日がこの行事の日とされています。

鏡餅の伝説として、”松の内”の期間中、その中に年神さまが宿ると言われています。

年神さまを見送った後には、鏡餅の力を引き継いで家族全員で分け合い、次の1年間の健康と安全を祈ります。

鏡餅は切るのではなく、木槌などで粉々に割るのが一般的です。その後、家族みんなで美味しい餅を楽しみましょう。

最後まで美しい鏡餅を保つためのガイド!カビや亀裂への対策術!

鏡餅を無事にセットアップした後、今後は鏡開きまで美しい状態を維持したいと思ってるはずです。

一瞬で終わるものではないんですね。

なぜなら、鏡餅は通常、お正月を彩るために2週間近く飾られていますから。

その間に避けられない問題が、カビの発生と餅のひび割れなのです。

食品だからと言って避けられないこれらの問題に、飾り期間中いかに巧みに対処するかが鏡餅の美しさを保つカギとなります。

この記事では、カビや餅の裂け目、その原因と防止策について詳しくご説明します。

カビが発生する理由

餅はデンプンが豊富に含まれており、栄養価が非常に高いです。

さらに、水分も多く含むため、カビの増殖には非常に適しています。

これらの要素が組み合わさることで、カビは非常に速く発生する可能性があります。

しっかりとカビを予防するための要点

①鏡餅への素手での接触を避けてください

鏡餅にカビが発生する一因として、手に付いている微生物の移行が考えられます。そのため、鏡餅を扱う際にはビニール手袋のようなものを着用し、カビの発生を予防しましょう。

②鏡餅を通風の良い場所に飾ること

カビは湿度の高い環境で発生しやすく、鏡餅が湿気を吸収するとカビのリスクが高まります。

ですので、通気性の良い場所を選び、鏡餅を飾ることが重要です。

③餅と餅の間に隙間を作ること

鏡餅は通常二つの餅を積み重ねて作られますが、その部分が通気性に欠け、カビが生じやすい環境となってしまいます。

そのため、餅と餅の間に、例えば切り箸を短く切ったものを挿入し、空気の流通を確保することをおすすめします。

④餅に食用アルコールを振り掛けること

鏡餅の表面に食用アルコールを振り掛けることで、カビの増殖を抑えることができます。

ただし、後で鏡餅を食べることを念頭に、食品用のアルコールを使用してください。

定期的に2〜3日に一度、適量を振り掛けると効果を持続させることができます。

亀裂が発生する原因

鏡餅に亀裂が生じる主要な要因は、鏡餅そのものと空気の乾燥です。

亀裂の防止方法

1.ラップで新鮮な餅を覆う

餅を乾燥から守るためには、全体を丁寧にラップで覆う方法が最適です。

食品用アルコールを塗布する方法と併用すると、亀裂だけでなくカビも防げます。

これにより、一度に複数の問題を解決することができます。

2.食品用アルコールの塗布

「餅はディスプレイの一部として飾るため、ラップで覆うのはちょっと…」と感じる方に対しては、食品用アルコールを塗るだけでも、乾燥をある程度防ぐことができます。

塗布頻度は、鏡餅が新鮮な時、そしてそれ以降は2〜3日ごとにすればよいです。

適切に塗布することで、乾燥を防止できます。

カビや亀裂が発生するとしても、一般的に鏡餅の縁起を左右することはありません。

ただし、鏡餅を刀で切ると縁起が悪いとされていますので、鏡開きの際にカビが生えた部分を刀で削ったり、食べやすい大きさに切ったりすることは避けるべきです。

鏡開きは、木槌などを使って割り、食べやすいサイズにするのが正しい方法とされています。

食べられないほどカビが生えてしまった場合は、捨てるよりもお焚き上げに出すほうが良いでしょう。

まとめ

本記事では、鏡餅の正しい飾り付け方について解説しました。

普通、鏡餅の装飾は下から始まり、「三方」を設置し、その上に四方紅、紙垂、裏白、鏡餅と、最後に橙を順に重ねます。

地方によっては、昆布や海老といった縁起の良いアイテムを飾る風習も存在します。

さらに、家庭によっては様々な飾り方が行われているため、近場の人々からアドバイスを取るのも一考です。

鏡餅は大体2週間程度飾り続けることが多いですが、この間にカビが生じたり表面が割れるリスクがあることを忘れずに。

そこで、食品用アルコールを使ったり、ラップで包む、または風通しの良い場所に置くなどといった対策が推奨されます。

大切に飾った鏡餅は最後に美味しくいただき、新しい1年が健康と安寧で満ち溢れることを願いましょう!

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