春が訪れると、桜餅への欲望が湧いてきます。その美しいピンク色は、心を高揚させますね。
しかし、桜餅には特別な葉っぱが添えられていますが、
あなたはその葉っぱを実際に食べることがあるでしょうか？
これは一体何なのか、そして本当に食べても問題ないのか、
これらの疑問について詳しく説明していきます。
桜餅の葉っぱの秘密、食べ方はあなた次第！
桜餅は、異なる二つのスタイルで楽しむことができます。
「関東風」は、薄い小麦の皮で包まれ、餡を含む、まるでクレープのようなものです。これは時に「長命寺」とも呼ばれます。
「関西風」は、道明寺粉から作られ、餡を包むもので、こちらは時に「道明寺」とも呼ばれます。
どちらのスタイルも美味しいですが、共通して緑の葉で包まれていますね。
この葉っぱの正体は、なんと「桜の葉の塩漬け」なのです。
この特別な処理は、桜の香りを一層引き立てるために行われます。通常、柔らかく毛の少ない伊豆大島桜の葉が使用されます。
なぜ桜餅には葉っぱが使われているかには二つの理由があります。
まず一つ目は、桜の香りを餅に移すためです。この葉を餅に巻くことで、風味を楽しむことができるのです。
そしてもう一つは、餅の乾燥を防ぐためです。しっとりとした桜の葉で包まれることで、桜餅は食べる直前まで柔らかく、美味しさが保たれます。
しかし、あなたはこの葉っぱを食べますか、食べないか、は個人の好み次第です。
実は、先ほどお話ししたように、葉っぱは餅を食べる際に取り除くことが多いです。和菓子屋さんの多くは、「葉っぱを取り除いて食べる方が、桜の香りが餅にうつり美味しさを楽しむことができる」と説明しています。
ただし、葉っぱ自体は食用であるため、食べても問題ありません。お好みに合わせて楽しむことができます。
自宅で手軽に楽しむ桜餅のシンプルなレシピをご紹介！
こんなお話を聞いていると、桜餅が食べたくなりますね。実は、桜餅は自宅でも簡単に作ることができるんですよ。
こちらでは、関東風と関西風の桜餅のシンプルなレシピをお伝えします。
手軽に作れる！関東風桜餅
○必要な材料（3つ分）
・白玉粉…10g
・薄力粉…25g
・砂糖…3g
・水…50cc
・食用の赤い食紅…少々
・こしあんまたはつぶあん…50g
・桜の葉の塩漬け…3枚
○作り方
①桜の葉の塩漬けは、1時間水に浸して塩を抜きます。塩抜きが完了したら、水分をよく拭いて乾かします。あんこは冷蔵庫でしっかり冷やしておきます。
②白玉粉に少しずつ水を加えながら混ぜます。
③砂糖とふるった薄力粉を順番に加えながら混ぜます。
④食用の赤い食紅を少しずつ加え、ピンク色に着色します。
⑤少量の油をひいたフライパンを弱火で温め、生地を焼きます。スプーンの背面を使って平らに広げ、約10x5cmの楕円形にします。両面を焼いたら、冷まします。
⑥あんこを約5x3cmの長方形に形成し、⑤の生地で巻き、さらに桜の葉の塩漬けで包むと完成です！
手軽に作れる桜餅風のお菓子
○必要なもの…3人分
・道明寺粉…50g
・水…75cc
・砂糖…10g
・赤い食用色素…少量
・こしあんまたはつぶあん…60g
・塩漬けの桜の葉…3枚
○作り方
① 塩漬けの桜の葉を1時間水に浸け、塩を取り除きます。水分をよく拭き取り、桜の葉を乾かします。あんこは冷蔵庫で冷やしておいてください。
② 耐熱ボウルに道明寺粉、水、砂糖を入れ、よく混ぜます。
③ 少しずつ赤い食用色素を加え、生地をピンク色に着色します。
④ ラップをかけ、600wの電子レンジで3分間加熱します。ふっくら仕上がったら、レンジの中で10分間蒸らしてください。加熱が足りない場合は、20秒ずつ追加してください。
⑤ ラップを取り、生地が冷めるのを待ちます。その後、生地を丸めます。
⑥ 冷やしておいたあんこを手早く丸め、生地で包みます。最後に塩漬けの桜の葉で包んで、完成です！
【注意】: この記事は情報提供を目的としたもので、食材や作り方に関する具体的な注意事項がある場合は、必ずその指示に従ってください。
桜餅の葉についての詳細 まとめ
この記事では、桜餅の葉について詳しくご紹介しました。
桜餅において、これらの葉は大島桜の塩漬けで、桜餅に独特の香りをもたらし、また乾燥を防ぐ役割を果たします。
一般的には、桜餅を最も美味しく楽しむために、葉を取り除くことをおすすめしますが、実際には葉を食べることも可能です。
さらに、桜餅を自宅で手作りすることは非常に簡単です。もし桜の葉の塩漬けを手に入れることができれば、ぜひ挑戦してみてください。
